TOKYO BIG HOUSEは、不動産会社で勤務していた菊田が「既存の不動産業界の常識を打ち破りたい」と独立して仲間と3人で立ち上げた会社。当時の社名は、そんな想いを込めた「Progress(プログレス)」です。創業時の社会背景として、バブル崩壊から端を発した長引く不況の中、必死に働いている若者の多くは、資産となる持ち家や安心できる暮らしが手に入らない状況でした。一部の富裕層を除いて、持ち家は「夢のマイホーム」のまま、現実味のない贅沢品だったのです。そんな世相を目の当たりにした菊田が、「真っ当に働いている人に、真っ当な幸せが行き渡る世の中にしたい」と、業界の常識を打ち破り「若者のためになる会社」をつくろう!と心に決めてスタートしたのが、TOKYO BIG HOUSEの始まりです。
創業後、「自分たちが社会に提供できる価値とは何か?」と悶々と考えながら、当時は主流でもあった電話営業を主軸に業績を拡大させました。「持ち家なんて無理」と最初から諦めてしまっている人が多い中、店舗でお客様を待っているだけでは情報は行き渡りません・・・。「家を諦めている人たちにこそ、自分たちの手で情報を届けることが使命」と、あえて戸別の電話営業を行い、ファイナンシャルプランニングとセットで提供していくことをスタートさせました。その後、ある一人の社員の発案で訪問による営業へとシフトし、今に至ります。
極寒の日も猛暑の日も、多くの方々に会うために足を運び続け、「顧客の90%以上が20代30代」という業界では異例の特徴を持つ会社となりました。若い方、あるいは年収や貯蓄、自分の将来に不安がある方にも親身に寄り添い、相談に乗りながら資産形成を考える営業手法が確立され、『「こんな人生があるとは思わなかった。」を、もっと。』というミッションを掲げるに至りました。訪問営業という営業手法は働くスタッフにとって困難な側面もありますが、「持ち家をどんな人も諦めてほしくない!」という社員の情熱により会社は拡大し続けました。
「働きがいのある会社ランキング(Great Place To Work(R) Institute Japan主催調査)」に2014年以降、8年連続上位ランクイン。 2015年は、最高位となる日本2位を受賞しました。いずれの年も、建設業界では第1位。「業界の常識を変えたい」という菊田の創業理念が、ひとつ実を結んだと言えるのではないでしょうか。
Great Place To Work(R) Institute Japanでは、「働きがいのある会社」を次のように定義しています。「従業員が勤務する会社や経営者・管理者を信頼し、自分の仕事に誇りを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感が持てる会社」。 会社への信頼、仕事への誇り、仲間の連帯感は、当社が重視する組織文化の骨子となっています。
若年層の資産形成を応援し、すべての人が家を持てる社会をつくるという目標に向かって、社名変更を行いました。「小さな予算で、大きな家を」をスローガンに掲げる「TOKYO BIG HOUSE」の誕生です。